タロットは占いではない!
時折こんな質問をされます。
「占いをやっているのですか?」と。
「いいえ占いはやっておりません。」
そして「占いをお望みでしたら、他を当たってください。うちは純粋な心理カウンセリングです。」なーんて会話がちらほら。
今回は『タロットの起源』に焦点を当ててお話しましょう。
とは言いましても『タロットの起源』は謎に満ちていて、正確なことは何もわかりません。
エジプト発祥説、インド発祥説、などなど・・・
しかし正確な伝承のないままに、いつしか人々の心に寄り添い、ベールで覆われた心を映し出し、更に癒すという人生のパートナーのような存在であったのです。
なので、ある時はプレイングカード(後のトランプ)として、またある時は占いとして遊ばれました。
生活に彩りを添える存在であったのでしょうね。
でも本来は『人生の哲学書』なのです。
皆さん『哲学』と言うと、敷居が高く愛用するって感じではないですよね?
その為、『トランプ』と『占い』に変化して使われるようになったのです。
昔は『カウンセリング』なんてありませんし。
確かに『占い』としての活用はお手軽です。
しかしお手軽に使うあまりに、人を操ったり支配したりも同時に出てきやすいでしょう。
カードはあくまでも心を映す鏡です。大切な決定は人やカードに委ねず、自分自身で決めましょう。
タロットを、哲学的な視点で書かれている本をご紹介します。
『ラーニング・ザ・タロット・マスターになるための18のレッスン』(ジョアン・バニング著/駒草出版)
ご興味のある方は是非読んでみてください。