タロット哲学から見る”心の内乱”
今や占いとしてしか扱われなくなった『タロットカード』ですが、もう一度原初の哲学に戻って検証してみましょう。それぞれのカードの奥に潜む”心の機微には驚かされます。
例えば『ワンドの5』
この絵をよーく見てください。どんな感じがします?
心の内乱を表しています。
では日常に普通に起こる”内なる内乱”の例を2つ挙げてみましょう。
家のどこかを徹底的に片づけたいと思っています。しかしもう1つの心が抵抗します。
やりたい気持ちと、やりたくない気持ちのせめぎ合い。
言い訳作りに出掛ける用事を作り、だから今日はムリ! と納得させる。
うん、私もよーくあるある。でしょ?
でも実は、心の中では内乱が起こっているのです。
5人つるむと、必ず『内乱=依存』が成立します。あーあ!
身近な存在の人に、ある気持ちを伝えたいと思っています。しかし言えません。
だって言っても解ってもらえないんだもの。以前言ったら、めちゃ怒ったし。やっぱ、争いたくはない!
そう、黙っておこう。
ここでも『内なる内乱』は収まったように見えて、実は大きく膨らんで成長し始めます。細胞のように。
あらまあ!
もう1度カードの絵を見てください。誰かが勝つ兆しが見えます?
どちらかと言うと『互角の争い』のように感じません?
この時争いは長引きます。
さて宿題です。この争いをどうやって終結します?
考えてみてください。(つづく・・)